警告
GNU Autotoolsを使ったビルドは廃止予定のため、CMakeを使ってビルドをしてください: その他: CMakeを使ってビルド
GNU Autotoolsを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法#
このドキュメントはGNU Autotoolsを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法を説明します。
WindowsでGroongaを開発する場合はこの方法を使えません。Groongaの開発にWindowsを使いたい場合は Windows上でCMakeを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法 を参照してください。
必要なソフトウェアのインストール#
TODO
リポジトリーからGroongaをチェックアウト#
ユーザーはリリースされたソースアーカイブを使います。しかし、開発者はリポジトリーからGroongaをビルドするべきです。なぜなら、リポジトリーにあるソースコードが最新のソースコードだからです。
Groongaのリポジトリーは GitHub にあります。リポジトリーから最新のソースコードをチェックアウトします:
% git clone --recursive git@github.com:groonga/groonga.git
configure を作る#
configure を作る必要があります。 configure はソースアーカイブには含まれていますが、リポジトリーには含まれていません。
configure はあなたのシステムを検出してあなたの環境用のビルドパラメーターを生成するビルドツールです。
configure を作るために autogen.sh を実行します:
% ./autogen.sh
configure を実行#
configure にオプションを渡してビルドパラメーターをカスタマイズできます。
開発者向けのオススメの configure オプションは次の通りです:
% ./configure --prefix=/tmp/local --enable-debug --enable-mruby --with-ruby
それぞれのオプションの説明です。
--prefix=/tmp/localあなたのGroongaを一時ディレクトリーにインストールように指定しています。
/tmp/localディレクトリーを削除することで「クリーンインストール」を試すことができます。インストール処理をデバッグするときに便利です。--enable-debugC/C++コンパイラーのデバッグオプションを有効にします。GDBやLLDBなどのデバッガーでデバッグするときに便利です。
--eanble-mrubymrubyサポートを有効にします。この機能はデフォルトで無効になっていますが、開発者はこの機能を有効にするべきです。
--with-ruby--enable-mrubyオプションと機能テストの実行に必要です。
make を実行#
これでGroongaをビルドできるようになりました。
開発者向けのオススメの make のコマンドラインです:
% make -j8 > /dev/null
-j8 はビルド時間を短縮します。並列ビルドが有効になっているためです。もし、CPUコアが8よりもたくさんあるのであれば、 8 をもっと増やすとさらにビルドタイムを短縮できるでしょう。
> /dev/null をつけることで警告メッセージとエラーメッセージだけが見えるようになります。開発者は新しいコミットで警告メッセージもエラーメッセージも増やすべきではありません。